真宗大谷派台北別院(しんしゅうおおたにはたいぺいべついん)は、台湾台北市壽町(現、万華区)にかつて存在した真宗大谷派の別院である。「東本願寺」と通称された。
歴史
日本統治時代の明治30年(1897年)に説教場として建立され、台湾における真宗大谷派布教の中心となった。大正10年(1921年)に「真宗大谷派台北別院」と公称した。戦後、廃寺となり、取り壊された。現在、跡地にはデパートが建っている。
脚注
参考文献
- 松金公正「真宗大谷派による台湾布教の変遷 : 植民地統治開始直後から台北別院の成立までの時期を中心に (<特集>台湾における日本認識)」『アジア・アフリカ言語文化研究』第71巻、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2006年、57-111頁、doi:10.15026/20231、hdl:10108/20231、ISSN 0387-2807。
- 松金公正「真宗大谷派台北別院の「戦後」-台湾における日本仏教へのイメージ形成に関する一考察」『戦後台湾における「日本」(五十嵐真子・三尾裕子編)(風響社)』2006年、255-291頁。
関連項目
- 台湾の仏教
- 東本願寺
- 西門町
- 本願寺台湾別院 - 本願寺派の別院




