アフターグロウ』(Afterglow)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、ドクター・ジョンが1995年に発表したスタジオ・アルバム。

背景

以前にも『シティ・ライツ』(1978年)、『タンゴ・パレス』(1979年)、『イン・ア・センチメンタル・ムード』(1989年)を手掛けたトミー・リピューマがプロデューサーに起用され、スタンダード・ナンバーのカヴァーが中心の内容となった。「ゼア・マスト・ビー・ア・ベター・ワールド・サムホエア」は、ドクター・ジョンとドク・ポーマスがB.B.キングに提供した楽曲のセルフ・カヴァーで、キングのヴァージョンは1981年に『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで91位を記録した。

評価

『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは7位を記録した。Willian Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「こうした曲(スタンダード)の中でも、ドクター・ジョンのトレードマークであるニューオーリンズ風ピアノ・ソロがたっぷり演奏されており、更にレコードの後半では、彼自身の曲も、ムードを乱すことなく他の名曲群の中に入り込んでいる」と評している。

収録曲

  1. アイ・ノウ・ホワット・アイヴ・ガット - "I Know What I've Got" (Sid Robin, Louis Jordan) - 5:03
  2. ジー・ベイビー・エイント・アイ・グッド・トゥ・ユー - "Gee Baby Ain't I Good to You" (Don Redman, Andy Razaf) - 4:18
  3. アイム・ジャスト・ア・ラッキー・ソー・アンド・ソー - "I'm Just a Lucky So-And-So" (Duke Ellington, Mark David) - 3:34
  4. ブルー・スカイ - "Blue Skies" (Irving Berlin) - 4:42
  5. ソー・ロング - "So Long" (Remus Harris, Russ Morgan, Irving Melsher) - 5:05
  6. ニューヨーク・シティ・ブルース - "New York City Blues" (Mac Rebennack, Doc Pomus) - 4:00
  7. テル・ミー・ユール・ウェイト・フォー・ミー - "Tell Me You'll Wait for Me" (Charles Brown, Oscar Moore) - 4:39
  8. ゼア・マスト・ビー・ア・ベター・ワールド・サムホエア - "There Must Be a Better World Somewhere" (M. Rebennack, D. Pomus) - 5:21
  9. アイ・スティル・シンク・アバウト・ユー - "I Still Think About You" (M. Rebennack) - 4:19
  10. アイム・コンフェッシン (ザット・アイ・ラヴ・ユー) - "I'm Confessin' (That I Love You)" (Al J. Neiburg, Doc Daugherty, Ellis Reynolds) - 4:27

参加ミュージシャン

  • ドクター・ジョン - ボーカル、ピアノ
  • フィル・アップチャーチ - ギター
  • レイ・ブラウン - ウッド・ベース
  • ジョン・クレイトン - ウッド・ベース(on #5, #9, #10)、ビッグバンド指揮
  • ジェフ・ハミルトン - ドラムス
  • ラリー・バンカー - パーカッション、ヴィブラフォン
  • レニー・カストロ - パーカッション(on #4)
  • アラン・ブロードベント - ビッグバンド指揮(on #9, #10)

上記ミュージシャンに加えて、ビッグバンド及びストリングスが参加。

脚注・出典


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