周 大荒(しゅう だいこう)は中華民国の政治家・官僚・作家。小説『反三国志』を書いたことで知られる。

湖南公立法政学校を卒業し、1912年に司法官となり、のちに天津高等検察庁の書記官を務める。その後、官僚として活躍するとともに、「正義報」や「民徳報」の文芸欄主筆に就任する。また、孫文に影響を受け、「中国革命同盟会」の一員としても活躍した。後年は、地方の小軍閥の幕僚などを務めたといわれるが、その没年については詳細不明である。

地方の小軍閥の幕僚を務めていた1920年代に、北京市内の古書店で購入した「三国旧志」なる怪しい内容の古文書(筆者による創作または偽書と思われる)などにヒントを得て、袁世凱らの北洋軍閥を曹操に、孫文を劉備になぞらえた小説『反三国志』の執筆・新聞での連載を開始し、1928年に第1巻を刊行させた。

なお、この『反三国志』は、1987年に河北人民出版社から復刻出版され、初めて、結末までの物語の全貌が明らかになった。日本では、渡辺精一の翻訳によって講談社から日本語版が出版されている。


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反三国演义 (修订版)(上下卷)_周大荒著_孔夫子旧书网

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