春慶寺(しゅんけいじ)は、東京都墨田区業平(旧押上村)にある日蓮宗の寺院。
山号は長養山。旧本山は身延山久遠寺、池上・柳嶋法縁。
四谷怪談で知られる鶴屋南北の墓所がある。鬼平犯科帳、「本所・桜屋敷」の舞台として、主人公の親友が住んでいる。境内には宇野信夫の歌が刻まれた供養碑がある。
歴史
元和元年(1615年)浅草森田町(現在の台東区)に真如院日理を開山に創建。寛文7年(1667年)現在地へ移転した。
推古朝に百済から請来したという普賢菩薩像(墨田区文化財)が寛保2年(1742年)祀られて以降、押上の普賢さんと通称されている。
脚注
出典
参考文献
- 日蓮宗寺院大鑑編集委員会『日蓮宗寺院大鑑』大本山池上本門寺、1981年。
- 『すみだゆかりの人々』墨田区教育委員会、1985年、11-13頁。
- 小島惟孝 著『墨田区史跡散歩 (東京史跡ガイド7)』学生社、1993年
- 「押上村 春慶寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ25葛飾郡ノ6、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763979/5。



